用語集 | Glossary

解説付き用語集(五十音順)

用語 読み 解説
ラ行/ワ行
落下法 ラッカホウ 大気中の浮遊菌を検査する方法のひとつ。測定したい箇所にて一定時間シャーレを開放し、落下してきた菌を培地表面で捕集する。開放後、シャーレのふたを閉め、規定時間培養して菌集落を数える。旧厚生省が策定した各種食品の衛生規範には、食品工場の作業区域ごとの落下菌数基準が設けられており、簡便な衛生管理の一項目として重要である。
卵黄加マンニット食塩寒天培地 ランオウカマンニットショクエンカンテンバイチ 食品等から黄色ブドウ球菌の選択分離および生菌数の検査に用いられる寒天培地。7.5%食塩が添加されており、ブドウ球菌以外のほとんどの細菌発育を阻止し、さらに発育した黄色ブドウ球菌を指示薬としてマンニット卵黄液が添加されている。培養後の黄色ブドウ球菌コロニーの周辺は黄色を呈する。
LAMP法 ランプホウ 遺伝子増幅法の一種。増幅効率が高く、DNAを15分~1時間で109~1010倍に増幅することができる。また、特異性も高い(標的以外のものが増えにくい)ことから、反応液の白濁を見るだけで標的が増えたかどうかを確認できる。
リステリア菌 リステリアキン 通性嫌気性の無芽胞(芽胞を形成しない)グラム陽性桿菌に分類される。リステリア属には8種が含まれるが、このうち、基準種であるリステリア・モノサイトゲネス (L. monocytogenes) にはヒトに対する病原性があり、医学分野および食品衛生の観点からもリステリア菌とは特にこの菌種のことを指す。また、特徴としてはカタラーゼを有すること、低温(4℃)での増殖が可能なこと、耐塩性がある(6%以上の食塩に抵抗性のある)こと、運動性があることが挙げられる。自然界では、極めて広く分布する。
硫化水素生成菌 リュウカスイソセイセイキン 硫化水素によってリン酸根を遊離させる菌の総称。Proteus属など。 この菌の増殖により食品では、悪臭や黒変を生じる。
緑膿菌 リョクノウキン 自然環境下に存在する常在菌で、グラム陰性好気性桿菌に属する真正細菌の一種。学名をPseudomonas aeruginosa。 人に対する病原性があり、日和見感染の一種である緑膿菌感染症の原因となる。 消毒薬や抗生物質に対する抵抗力が高く、後天的に薬剤耐性を獲得したものも多く、いったん発症すると治療が困難であることから、日和見感染や院内感染の原因菌として重要視されている。
リン酸緩衝液 リンサンカンショウエキ 細胞生物学、生化学等の細胞を扱う実験でよく利用される緩衝液。リン酸とその塩類が配合されており、pHの極端な変化などを緩衝して細胞を保護する。
リン酸緩衝生理食塩水 リンサンカンショウセイリショクエンスイ 細胞生物学、生化学等の細胞を扱う実験でよく利用される緩衝液。生体内で普遍的に見出されるイオンで構成される為、無毒であり、等張になるように調製されているので細胞洗浄溶液としても用いられる。
ルシフェラーゼ ルシフェラーゼ 別名発光酵素。発光バクテリアやホタルなどの生物発光において発光物質が光を放つ化学反応を触媒する作用をもつ酵素。食品衛生の現場で洗浄確認試験として行われるATP検査の触媒としても利用される。
冷蔵 レイゾウ 主に食品や飲料を、凍らない程度の低温に冷却して保存すること。JAS法では、10℃以下での保存と定められている。
冷凍 レイトウ 食品などの腐敗を防ぐためにこおらせること。JAS法ではマイナス15℃以下での保存と定められている。
レトルト殺菌 レトルトキュウキン 加圧加熱殺菌。現在一般には食品をレトルトパウチ包装し、加圧下で100℃を越えて湿熱殺菌すること。殺菌温度は120℃、30~60分が最も一般的で、105~115℃のセミレトルト、130℃以上のハイレトルト(HTST)なども行われている。
連鎖球菌 レンサキュウキン 直径 1µm程度のグラム陽性の球菌で、形状は、個々の菌体が規則に直鎖状に並んだ配列をしている。 通性嫌気性または偏性嫌気性で、生化学的には、カタラーゼ陰性。一般に乳酸発酵によってエネルギーを得る。栄養要求性が厳しい(特異的)のも特徴のひとつである。
レンネット レンネット チーズ製造時に使用される、母乳の消化のために数種の哺乳動物の胃で作られる酵素の混合物のこと。別名、凝乳酵素。
ローラーマッシャー ローラーマッシャー 微生物検査用のマスティケーター。従来のパドル式とは異なり、ローラーによる強力な破砕力で食品検体をすり潰す。ローラーの位置を組み替えることで、市販のホモジナイズ用袋やホモジバッグなど様々なサイズの袋に対応できる。
濾過除菌 ロカジョキン 水性の検体を検査する場合に、加圧等の方法により目の細かいフィルターを通して除菌する方法。
濾過法 ロカホウ 飲料水や河川水の細菌検査に用いられる細菌検査法。日本では、ミネラルウォーター類の原水を検査する方法として指定。別名、メンブランフィルター法。
ロット ロット 検査の対象とする原材料、製品、半製品などの集まり(母集団)のこと。国内では基本的に1ロットにつき1検査すればよいことになっているが、海外ではロットの大きさにより、検査数を変える方法が主流。
     
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